起業分析.com運営のキセイです。
「リクルートマネジメントソリューションズって、ぶっちゃけどうなの?」
“リクルート”の看板があるだけに気になる人も多いと思うので、今回はリアルな声と裏側を、僕なりにまとめてみます。
リクルートマネジメントソリューションズって何してる会社?

「人と組織の変革」をテーマに、組織開発や人材育成、アセスメントなどのサービスを提供している会社です。
要は、企業の人事・マネジメント周りをコンサル・サポートするBtoB企業で、リクルートグループの中ではかなり「玄人寄り」なポジション。
顧客は大手企業が中心で、現場レベルじゃなく「経営層」や「部長クラス」相手に対話することも多いです。
顧客は大企業中心で、主に以下のような領域を扱います:
- 管理職・リーダー層への研修・1on1コーチング
- 人事制度改革(評価制度、目標設定の運用など)
- 組織風土の変革プロジェクト(心理的安全性、エンゲージメント)
- 新卒~若手向けのキャリア支援プログラム
特徴的なのは、「提供するのはソリューションよりも“問い”」というスタンス。
「答えを出す」のではなく、「自ら考える仕組み」をクライアントと伴走しながら作っていく仕事です。
年収はどれくらい?
職位・年代 | 年収レンジ |
---|---|
20代前半(新卒〜3年目) | 400〜550万円 |
20代後半〜30代前半 | 550〜700万円 |
プロジェクトマネージャー級 | 750〜950万円 |
マネージャー・リーダークラス | 1000万円以上 |
基本は「リクルート水準」なので悪くないですが、外資コンサルと比べて爆発力はありません。 ただ、年収以上に「働きがい」や「やりがい」を大事にしている社風です。
具体的な仕事内容(例付き)
①大手企業の「次世代リーダー育成プログラム」設計
某大手メーカーの依頼で、30代中堅社員向けに「3ヶ月間の育成研修」を設計。
・社内メンター制度の導入 ・フィードバック文化の定着 ・受講者のキャリア観を言語化させるワークショップ開発
②組織診断&風土改革支援
ある金融機関で、エンゲージメントが低下している部門を診断。
・サーベイ設計→集計→報告書作成 ・マネージャー層へのフィードバック研修 ・職場内対話を促す1on1ガイドラインの導入
③人事制度改定プロジェクト(スタートアップ支援)
「成長が早くて制度が追いつかない」会社のために、等級制度や評価制度の再設計。
・ヒアリングを通じてカルチャーと現状課題を抽出 ・スプレッドシートによる仮設制度の提示とブラッシュアップ ・運用研修まで含めた伴走支援
働き方:自由だけど“自律必須”
・基本フレックス+在宅OK ・出社はプロジェクトやクライアント次第 ・リモートでもSlack・Zoom・Miroなどで高頻度コミュニケーション
ただし、成果・期待役割はガチで明確。 「自由な環境=楽ではない」と心得ておいた方がいいです。
辞めた人・在籍者のリアルな声
- 「心理的安全性はあるけど、パフォーマンス出せないとしんどい」
- 「仕事に哲学を求めすぎて疲れる人もいる」
- 「クライアントも意識高い系だから、こっちも相当考え抜かされる」
- 「“問いを立てる力”がないと置いていかれる」
これ、つまりは思考力ゲー。 正解がないテーマで、対話と伴走をしながら価値を出す仕事。
向いてる人・向いてない人
向いてる人
- 人・組織に興味がある
- 正解がない問いに向き合える
- 「考えること」が苦じゃない
向いてない人
- スピード重視・即決型の人
- 手取り足取り教えてほしい人
- とりあえず安定が欲しい人
まとめ:ガチで「思考体力」が求められる職場
リクルートマネジメントソリューションズは、 「人と組織に深く向き合いたい」人にはドンピシャな会社です。
ただ、ロジカルさ・自律性・内省力が求められる職場なので、 ぶっちゃけ、誰にでも合う会社じゃありません。
でも逆に言えば、そこで通用した人は、どこでも通用するレベルになります。
「今の自分じゃ物足りない」「思考の質を高めたい」 そんな人には、ぜひ一度調べてみてほしい会社です。
人や組織に対して“どう向き合うか”を真剣に考える会社です。
華やかな外資とは違うけど、「人間力」で勝負できる会社って、そうそうない。
転職先として選ぶなら、「ただのスキルアップ」じゃなく、 「人生観も変えたい」くらいの人にこそフィットすると思います。
以上、起業分析.comのキセイでした。