こんにちは、起業分析.com運営のキセイです。

「AWSに転職してみたい…でも、バリバリの外資ってしんどそう」
「年収はいいって聞くけど、激務なんでしょ?」
そんなふうに、興味はあるけど一歩踏み出せないでいる方に向けて、実際にAWS Japanで働いている人や辞めた人のリアルな声を集め、年収・働き方・求められるスキル・カルチャーなどをまとめました。
まず、年収は正直どれくらい?
AWSは、言わずと知れた高年収外資。 でも「誰でも1,000万」みたいな都市伝説は少し盛られています。実態は以下のような感じです:
職種・役職 | 年収レンジ(目安) |
---|---|
ジュニアレベル(営業・技術) | 600〜850万円 |
ミドルクラス(ソリューションアーキテクト・アカウントマネージャー) | 900〜1,300万円 |
シニアクラス(マネージャー・シニアSA) | 1,500〜2,200万円 |
エグゼクティブ層 | 2,500万円〜 |
基本は年俸制+RSU(株式報酬)で、評価によって年収の変動がかなり大きくなります。
どんな仕事をしているの?
職種によってカラーが違いますが、ざっくりこんな仕事があります:
- ソリューションアーキテクト:顧客に最適なAWS構成を設計・提案。技術力+ビジネス力が必須
- アカウントマネージャー:大手企業やスタートアップを担当し、AWSの導入拡大を目指す営業職
- プロフェッショナルサービス:実際に顧客の導入・移行支援を行うコンサル部隊
- サポートエンジニア:トラブル対応、アドバイザーとして顧客と向き合うポジション
どの職種でも共通して言えるのは、「AWS製品を深く理解して、顧客の事業にコミットする」という姿勢が求められるという点。
働き方は?ワークライフバランスは?
Amazonグループ全体に共通するのが「働き方の自由度は高いが、成果へのプレッシャーも高い」という文化です。
・リモートワークOK(コロナ以降、フルリモート化も進んだ)
・フレックスに近い勤務体制(定時概念ほぼなし)
・ただし成果は厳しく問われ、数字が出ないと明確に評価が落ちる
「ワークライフバランスが取りやすいか」は人と部署によります。
自律的に働ける人にとっては天国、それが苦手な人にはストレスになります。
社内カルチャーのぶっちゃけ
AWSのカルチャーは、**Amazonの“リーダーシップ・プリンシプル”**にガッツリ影響を受けています。
たとえば:
- 「顧客中心で動けているか?」がすべての判断基準
- 論理的な説明・数字での裏付けがないと企画が通らない
- 成果主義だが、チームワークも重要視される
社内では、会議でメモを読む文化(6ページメモ)など、外資なのにガチガチにロジカルなスタイルが残っています。
辞めた人が語る「意外な落とし穴」
ここは正直なところをシェアします。
・「自律性が求められすぎて、放任と感じた」 ・「優秀な人が多い反面、劣等感を感じて萎縮した」 ・「マイクロマネジメントはないが、だからこそ放置されて辛い」 ・「社内異動しやすいけど、支援制度がほとんどない」
もちろんポジティブな声も多いですが、「成果主義」「スピード感」「英語環境」の3点で合わない人はしんどいようです。
こんな人に向いてます
・とにかくAWSが好き。仕事でも触ってたい
・自主的に学ぶことが苦じゃない。むしろ楽しい
・成果を数字で証明することにやりがいを感じる
・日本企業の会議文化・承認フローにストレスを感じてきた人
まとめ:転職する前に“覚悟”は必要
AWSジャパンは確かに年収も高く、グローバルな舞台で働ける魅力的な企業です。 でも、そこに甘えられるぬるい職場ではありません。
「自由な環境で、プロフェッショナルとして結果を出す」 このスタンスに共感できるなら、AWSは最高のキャリアになるはず。
でも、もし「なんとなく有名だから」とか「年収が良さそうだから」だけで飛び込むと、 入ってからギャップに苦しむ可能性もあるかも。
というわけで、この記事が「転職、どうしようかな」と迷ってるあなたの判断材料になれば嬉しいです。
──起業分析.com キセイ