こんにちは、転職ブロガーのキセイです。

今回は、ITアーキテクトやITコンサルとしてのキャリアを築きたい人に人気の企業、ウルシステムズ株式会社(UL Systems)について、転職検討中の方に向けた情報をお届けします。
「SIerと何が違うの?」「本当に成長できるの?」「年収は高いの?」という疑問に、できる限りリアルに答えていきます。
ウルシステムズとは?
ウルシステムズ株式会社は、2000年設立の独立系ITコンサルティング企業で、戦略立案からシステムアーキテクチャ設計・要件定義・PMOまでを一貫して提供しています。
「コードを書かないコンサル」「上流工程専門」として知られ、顧客の多くは大手金融、製造、小売、通信系のエンタープライズ企業です。
主な部門と業務内容
- ■ ITアーキテクト部門
– クラウドシフト、マイクロサービス化、ゼロトラスト設計などの技術戦略立案・方式設計。
– 最新の技術を取り入れたエンタープライズアーキテクチャ設計に強み。 - ■ コンサルティング部門
– 情報システム部門の立て直し、ITガバナンス強化、RFP作成支援、業務改善など、業務とITの橋渡しを担当。 - ■ PMO・プロジェクト支援部門
– 大規模プロジェクトのマネジメント支援。進捗・課題管理だけでなく、開発ベンダーのマネジメントも行う。
年収レンジ・福利厚生
- ■ 年収目安
– アソシエイトクラス:500万〜650万円
– コンサルタント/アーキテクト:700万〜950万円
– プリンシパルクラス:1,000万円以上 - ■ 福利厚生
- フレックス制度/リモートワークOK(案件による)
- 自己学習支援制度(書籍・セミナー・外部研修補助)
- 退職金制度あり
- 副業可(申請制)
- 評価は年2回、成果と技術力の両面で査定
ウルシステムズの強み・評判
- 受託開発なし、100%コンサル案件
上流工程に集中でき、設計・戦略面に携われる。 - 高い技術志向
クラウドネイティブ、DevSecOps、ゼロトラストなど最前線の知識が身につく。 - 技術ブログ・イベント登壇も活発
社外発信も推奨されており、技術者のプレゼンス向上に熱心。
退職者の声・気になるポイント
- 成長スピードにギャップを感じる
「レベルが高く、ついていけずに離脱した」という声も少数ながらあり。 - 現場によっては長時間稼働も
PMO案件で大手顧客と連携する場合、残業が偏ることも。 - スペシャリスト志向が強い
マネジメントより技術に寄った文化が合わない人もいる。
向いている人・向いていない人
向いている人:技術にも業務にも深く携わりたい人/上流工程で勝負したい人/顧客と対等な立場で課題解決したい人
向いていない人:手を動かす開発が好きな人/明確な指示がないと不安な人/管理系の仕事を志す人
まとめ:ウルシステムズは“実力で上流を勝ち取る”コンサルタント向き
ウルシステムズ株式会社は、「受託開発からステップアップしたい」「技術とビジネスの両方に精通したい」というエンジニア・コンサル志望者にとって、魅力的な選択肢です。
実力主義でチャレンジングな環境ですが、だからこそ成長できる、そんな現場を探している方には強くおすすめできる企業です。